アメリカ語学学校の寮でのエピソード。料金の高さに唖然など。

前回に引き続きアメリカ留学時のエピソードを。

今回は渡米直後に入居した語学学校の寮についてです。

*当時の語学学校のパンフレットを発見!(1998-1999年版)

寮の家賃が周辺のアパートより格段に高い

*語学学校の寮の当時の申込用紙

当時の寮の申込用紙をみると

1人あたりの家賃(食事なし)は下記の通りでした。

・1人部屋:月1,200ドル(144,000円)

・2人部屋:月660ドル(79,200円)

・3人部屋:月450ドル(54,000円)

 *1日あたりの家賃を月換算したものです(当時の為替相場:1ドル=120円で換算)

私は1人部屋に入れる程のお金の余裕がなかったので、2人部屋にしました。

2人部屋は10畳ぐらいのワンルームで、

2段ベットと机1つに収納家具が備えてありました。

バスとトイレはありましたが、キッチンはありません。

この条件で1人月8万円弱の家賃は、当時の私の感覚では高すぎると思いました。

(現在の感覚からすると「そんなもんかな」と思ったりもしますが…)

なお、26年前はこの家賃ですが、現在はアメリカの急激な物価高騰から

信じられないほど高くなっていると想定します。

同居人は自分で選べない

なお、2人部屋や3人部屋を選択した場合、

同居する生徒は、自分では選べません。

語学学校側が決めます。

私は8か月間この寮に住んでましたが、

最初の3ヵ月はブラジル人の生徒と同居して、後半はメキシコ人でした。

メキシコ人の生徒とは仲良くなって、

一緒に食事やショッピングを頻繁にするようになり、

英語を話す機会も格段に増えて英会話が上達しました。

そういう点では自分で同居人を選べなくて良かったのかもしれませんが、

やっぱり自分で決めたいとの思いが強かったです。

寮内の調理は不可

寮にはどこにもキッチンがありません。

多分、火事になる危険性を恐れてのことでしょう。

その代わり、地下の休憩室に電子レンジが備えてありました。

アメリカでもカップヌードルは売っていて、

夜に小腹が空いたときは、

カップヌードルを買ってきて水を注いで電子レンジで沸騰させて食べました。

ちなみに、この食べ方はアメリカではお馴染みなのですが、

なぜかあまり美味しくありません。

やはり沸騰したお湯を注ぐ日本方式の方が私には合っています。

引越しを決断

学校の寮は「家賃が高する」、「同居人を選べない」、

さらには「自分で料理ができない」など、

私の不満はどんどん積もりました。

結局8か月後には、寮を出て近隣アパートへ引越すことに。

そのアパートは2LDKで800ドル(96,000円)程で、

それを学校で知り合ったインド人の生徒と同居して割り勘にしました。

割り勘にすると家賃は、1人当たり400ドル(48,000円)ですし

個室やキッチンもあります。

こんなに条件が改善するなら、

もっと早く引っ越せばよかったとちょっと後悔しました。

ただし、近隣のアパートに引っ越すには、

現地の不動産屋さんと英語で交渉しなければなりません。

ですから、ある程度英語に慣れるまでは、

不満があっても寮に留まるのが無難なのかもしれません。

編集後記

10月も半ばになって、今年もあと2ヵ月半しかないですね。

私の心は、時の早さについていけないです…