体調を整える努力をしても、実際の調子はコントロールできない。しかも調子が良いからといって物事が上手くいくとは限らない
税理士試験の当日や、仕事でお客様にご提案するときなど、
「ここぞ!」というときはベストの体調で臨みたいものです。
私も今まで、それらの大事な当日に向けて体調が整うように
色々と努力してきましたが、自分の思い通りにはなかなかなりませんでした。
また、運よく調子が良かったときでも、必ずしも結果が
良かった訳ではありません。
大事な日の前日は早寝するけれど・・・
税理士試験の話ですが、試験当日はそれまで1年間頑張ってきた
勉強の成果を心も体もベストな状態で出しきりたいと思いますよね。
そのために十分な睡眠を取ろうと皆さんも心掛けるでしょう。
私も例外なく、毎回試験前日は早めに床につくようにしていました。
しかし、自分の思い通り十分に寝れたことは1度もありません。
殆どは緊張で一睡もできないか、寝れても2~3時間程。
それでも1度だけ、6時間ぐらい眠れたことがあり、その朝は体調も万全でした。
その年はTACの模擬試験もS判定だったので、「これは合格できるぞ!」と
期待しましたが、結果はなぜか不合格。
今考えるとその敗因は、普段の成績も体調も絶好調なのに不合格だったら
「もう一生受からないかも」という精神的プレッシャーに負けたからだと思います。
ちなみに、合格した年の試験前日の睡眠時間はいつもの2~3時間程度。
寝不足や体調の良し悪しに関係なく、受かる時は受かることに気付きました。
二日酔いですが…。
次は仕事の話になりますが、ある日の午前中にお客様にインポイス制度を
説明して登録者(適格請求書発行事業者)になるかどうかを判断して
頂くことになっていました。
その前日に税理士会支部の飲み会があって参加したのですが、
翌日にそのお客様への説明の仕事があるので、1次会が終わったら
すぐに帰って体調を整えて明日に臨む予定でした。
しかし、色々あって2次会も参加することになってしまい…。
帰宅したのは午前様。体にお酒もかなり残っていて、
寝ている間は頭がグルグル回ってました。
眠いはずなのに言葉が流暢に出る!
仕事の当日の朝、寝不足と二日酔いで体調は最悪です。
お酒が残っていたので、ブレスケアのカプセルを多めに飲んで、
お客様に失礼がないよう準備しました。
こんな状態では、上手くお客様に説明できないと思いましたが、
何故か自分が言いたいことが上手く話せて、お客様もその説明に
納得して判断すことができました。
体調は良くないのに、仕事がスムーズに進むのは不思議な感覚でした。
上手くいくかどうかは、運次第
ここぞという日に備えて体調を万全にしたいものですが、
それがプレッシャーとなって睡眠不足になったりと、
あまり気負い過ぎると上手くいかないことがほとんどです。
また、たまたま上手く調子を整えられも、
ここぞという結果が必ずしも良いわけではありません。
では、どうするばよいのか?
体調を整える努力は最大限する。
それでも結果は運次第なのだと自分に言い聞かせて、開き直ってから寝る。
これしかないと思っています。
編集後記
今度の土曜日は、外国人向けの無料法律相談会に
税務相談員として参加します。
初めてこの会に参加するのですが、どうなることやら…。