アメリカの物価が安くて住みやすかった思い出

1998年9月~2004年6月の約6年間、アメリカ・カリフォルニアへ留学してました。

当時ドル円相場は平均1ドル120円ぐらいでしたが、

その数年前は、90円台のときもあったので、かなりドル高に感じました。

それでも当時、アメリカの物価は安くて驚きました。

今現在のアメリカの高い物価からは想像もつきませんが、

当時どれだけ安かったか具体的に書いてみます。

ガソリンが安かった

留学したばかりの1998年当時は、

アメリカのガソリン価格の安さに驚きました。

当時1ガロン(3.78541リットル)1ドル前後でした。

1リットル当たりで換算すると32円ぐらいです。*当時の1ドル120円で換算

これだけ安いとアメリカ人が車を乗り回すのも納得できます。

しかしその後、ガソリン価格はどんどん値上がりして、

現在は1ガロンあたり4~5ドルだそうです。

今の日本のガソリン価格とほぼ変わらなくなりました。

映画館の入場料が安かった

アメリカでは映画館へ足を運ぶ人が多く、

私もそれに影響されて、ほぼ毎月映画館へ通ってました。

当時の入場料は4ドル(480円)ぐらいだったので気軽に入れました。

ただしアメリカですから、当然日本語の字幕が出るはずもなく…。

留学当初の私は映画の英語がほとんど聞き取れず、

ストーリーが全然理解できませんでした。

退屈で、途中で寝てしまうことも…。

特にサスペンスものはストーリーが複雑で、

英語が理解できないと展開が楽しめず悲惨でした。

また、俗語(スラング)が頻発するコメディー映画も

英語のハードルが高くて苦戦しました。

食料品が安かった

当時のアメリカは食料品がとにかく安く、スーパーの買い物が楽しかったです。

・即席ラーメン

アメリカにも日清や東洋水産(マルちゃん)の現地法人があって、

即席ラーメン(鍋で茹でて食べるタイプ)を売っています。

スーパーのFood4Lessでは、それを5個まとめて買うと1ドル(120円)でした。

アメリカの即席ラーメンは、エビ味、ビーフ味、その他数種ありましたが、

小麦粉が粗悪で、そんなに美味しくはなかったです。

それでも、海外でラーメンが激安で食べられる幸せ感はありました。

・ビール

バドワイザーの缶ビールをケース買いすると、

1缶100円もしなかったことを覚えています。

安いことをいいことに、ほぼ毎日1缶は飲んでましたが、

もし高ければ飲んでなかったと思います。

安いのも考えものですね。

牛肉

日本では、肉の種類の中でも牛肉が高いですが、

アメリカでは、牛肉、鶏肉、豚肉の値段はほぼ変わりませんでした。

日本に比べて牛肉は若干安く、鶏肉・豚肉は同じぐらいでした。

・野菜は安くない

全般的に食料品は安かったのですが、野菜の値段は日本とあまり変わりませんでした。

アメリカでは、野菜は贅沢品というイメージがあり、

健康を気遣う中・高所得者層が購入する傾向にあります。

それで販売側も野菜は安くする必要がないのかもしれません。

また、低所得者層は、とにかく満腹感を得る為に

カロリーが高いものを選びがちなので、

野菜は眼中にないのかもしれません。

私も、野菜は満腹感が得にくくて高かったので、あまり買いませんでした。

レストランが安かった

レストランのランチの値段は、10ドル~15ドル(1,200円~1,800円)ぐらいで

日本とほどんど変わりませんでした。

それでも、量が凄くて食べきれない程だったのを覚えています。

*ただし、チップ代として2~3ドル余計に掛かりました。

現在はランチでも20ドル~30ドルが当たり前になっていると

この前ニュースで知ってビックリ仰天です。

今アメリカに留学する日本人は大変!

私がアメリカ留学していたときは、記述の通り

物価も安く、円安もそれほどではなかったので

留学に抵抗はありませんでした。

しかし、今現在のアメリカの物価高騰と急激な円安への傾向は、

これからアメリカへ留学したいという日本人の意欲を削ぐと思われます。

私が今、仮に20代だとして、アメリカへ留学したいかと問われたら、

「無理!」と言っていたことでしょう…。

編集後記

今日これから税理士会支部のテニス合宿に参加します。

場所は千葉県の上総一ノ宮です。

午前・午後ともテニスの練習をして、

夜は卓球大会や飲み会などイベント満載です。

大学のサークル活動のようです…。