営業で料金を伝えるときに思わず税抜きで伝えたくなる衝動の件

令和3年4月から商品やサービスの価格を表示する際は、総額表示(税込価格)が義務付けられました。

しかし世間では税抜表示もどきが主流です。

このやり方はお客をだましているようで憤りを感じますが、私自身も同じことをしていたので反省です。

*税抜表示が著しい近所の食品販売店。一応、右下に小さく税込価格も表示してあるので、ぎりぎりセーフですが…

商品の値札の税抜表示に嫌悪を感じるが…

令和3年4月以降、不特定多数の消費者へ商品・サービスの価格を表示する場合は、

消費税を含めた総額(税込価格)で表示するのが義務付けられています(消法63)。

それにもかかわらず、街中のどこへ行っても

商品の値札は消費税抜きの価格を大きく表示してます。

そして税込価格は目立たないよう端っこに小さく表示するやり方が主流です。

この表示方法を見て姑息なやり方だなぁと呆れていたのですが…

自分も同じことをしている…

では、いざ私自身の税理士サービスの値段をお客様に伝えるときはどうか?

私のホームページの価額表示はもちろん総額表示(税込価格)でしています。

一方、いざお客様との対面の場合、不意に値段を聞かれたときに

税抜きで応えてしまうことが過去何回かありました。

なお、口頭で値段を伝える場合や、相手が特定されている場合は

総額(税込)で伝える義務はありません。

それでもなるべく安い印象を与えようと税抜きで伝えるやり方に

嫌悪感を持っている私が、同じことをしていることに心がモヤモヤしました。

自分の心の奥底の認めたくない嫌な部分は、

周りの人や事象に映し出されると言いますが、まさにそれですね。

編集後記

何とか確定申告電話相談センターの仕事は先週で終わりました。

ですが、自分自身のお客様の確定申告の仕事がまだ若干残っています。

あとは、先輩税理士の確定申告の補佐の仕事が未完であり、

それが完了すれば今年の私の繁忙期は終わりです。