街は変わるべきか?それとも保持すべき?自宅地域の都市計画決定への期待と不安
私の住む高円寺北の地域は
ねじめ正一さんの小説「高円寺純情商店街」
の舞台となったところです。
その商店街も区が決定した都市計画によりガラリと
変わる予定ですが、複雑な心境です。

*都市計画により道幅が大きく広がる予定の高円寺純情商店街の図(紫色の斜線箇所)
現状の商店街は廃れてる印象が強い
高円寺北地域は再開発の話が30年以上前からありましたが、
反対の意見が多くて進んでいないのが現状です。
私がこの地域に住み始めた35年前、
商店街は地域住民に根付いた食料品店、おもちゃ屋、文房具屋、本屋など
多様な種類の店が揃って面白い街でした。
それが時代の流れか、昔ながらの店は次々と閉店し、
今は居酒屋など観光や仕事帰りの人が利用する店が増えて
面白みのない単調な街に変わった気がします。
一方で、再開発が進んでいる隣街の中野駅周辺は
次々と新しいビルが建って、その中に色々な種類の店が
入店して、活気に溢れています。
都市計画開始の期待と不安
そんな廃れた高円寺北地域も区による都市計画が決定しました。
この計画が実行されて再開発が進めばこの街も変わることでしょう。
でも、どのように変わるのか、期待と不安で一杯です。
区の都市計画図をネットで確認してみると、
冒頭の図にもあるように、商店街の既存建物の大半は
幅広い道路を作るために取り壊されます。
実際に一部の建物は既に取り壊されて、
セットバックが完了しています。
この都市計画道路が完成すれば、その道路沿いに、
新たな商業建物がずらっと並ぶのだと想像します。
計画完了は20~30年後?
この都市計画にある大幅な道路を作るための
土地の収用には時間が掛かると思われます。
計画が完了するのに20年以上掛かるかもしれません。
私が生きている間に生まれ変わった高円寺純情商店街が
見られるかどうかは分かりませんが、
他の街と代わり映えの無い無機質な再開発には
なって欲しくないです。
編集後記
もう11月になってしまいましたね。
先日まで暑くてうんざりしていたのですが、
いつの間にか冬になってましたという感覚です。
