日常で格差拡大を実感。バブル期経験者としては言葉が詰まります。

最近街の格安店に行くと平日にもかかわらず、行列になっていることがよくあります。

そこでは、みんなが少しでも生活費を節約しようと必死なのが伝わります。

一方、日本株価はバブル期以来の高値だそうで、お金が有り余っている人たちは、

株にどんどん投資しています。

さらに不動産に関しては、2022年の首都圏マンションの平均価格は6288万円と過去最高だそうです。

このように相対する現象を見聞きすると、日本の貧富の二極化(格差)が拡大していることを実感します。

わたしが上京したばかりのバブル期の頃は、多くの人々が経済的に余裕があり、

日本は輝いていた記憶があります。それも幻だったのでしょうか?

*画像は近所のマクドナルドの順番待ちの列。私から後ろは店外で並んで待ってます!

床屋で実感

散髪といえば、昔は美容院に通ってましたが

ここ数年はQBハウス(格安の床屋さん)で散髪しています。

理由は早くて安いからです(10分完了で1,350円)。

髪が薄くなって、髪型にこだわれなくなったという理由もあります(悲しい)。

少し前の日曜日ですが、QBハウスの横を通りかかったので、

空いていれば髪を切ろうかと思いましたが、

店頭ランプが赤(激混みだと赤ランプが点きます)になってました。

結局その日はやめて、平日の10時オープン5分前にまた寄ってみると

既に5名程が並んで開店を待っていたので、ビックリ。

一般の床屋さんですと、3,600円程するのですが、そこまで余裕を持って払える人が

少なくなった故の現象でしょうか?(人のこと言えませんが…)

その反面、ジョギングする際、いつもチラ見する近所の一般の床屋さんがあるのですが、

お客様があまり来ないようで、いつも椅子に座って新聞を読んでスタンバイされてます。

ファーストフードでも実感

近所の高円寺のマクドナルドも、安くて行列ができる店のひとつです。

(建物の取り壊し計画により最近閉店してしまいましたが…)

私がよく寄っていた14時頃は、ランチタイムが終わっているにもかかわらず

いつも店外に飛び出すほどお客様たちが並んで、順番を待っています。

そして店内も1杯110円のコーヒーでくつろげ、いつも激混みでした。

なお、私が1990年に上京したばかりの頃も、

確かにマクドナルドは人気がありました。

それでも平日に行列が出来るほどではありませんでした。

富裕層は?

野村総合研究所によると純金融資産保有額が1億円以上の日本の富裕層は

2021年は148.5万世帯となり、2005年以降の最多だそうです。

その具体的な現象が今の日本株のバブル期以来の高値であったり、

首都圏マンション価格の最高値ということでしょうか。

私も日本株を、ずっと塩漬けですが保有してますので、

いつも株価の動向は気になります。

しかし富裕層とは違い、お金は有り余っていないので、

この現象のプレイヤー(参加者)にはなれず、

羨ましく思いつつ、ただ指をくわえて見ているだけです。

税理士を依頼するお客様層にも影響する?

日本の二極化拡大は、税理士業界のお客様層にも影響すると思われます。

ただ、吉野家のような「うまい、安い、早い」は、

どのお客様(私も含め)からしても、魅力的です。

それでも、以前にも増して「安い」を追求するお客様が今後増えると予想されます。

これらのお客様にどう対応できるかが、税理士の課題といえます。

一方で、二極化ということは、税理士報酬が多少高額でも、

「トラブルなく、きちんとやってくれれば!」

というお客様層も増えるということでしょうか。

編集後記

最近またプラモデルを作り始めました。

昨日はプラモデルの塗装をしたのですが、

手に塗料がベタベタ付き、

そのままとれなく残っていて、

まるで美術家です。