「自分はこういう人間だ!」が、そうではないと気付かされることがある

人は自分自身について、「こういう人間だ!」というイメージがあります。

私も自分自身のイメージがあります。

具体的には、信頼すると決めた人は信頼し続ける、聞く耳を持つ、平等に扱うなど。

しかし、それはあくまで自分の願望が作り出した都合のいいイメージで、

本当はそうでなかったりします。

その本当の自分は、不意に人に指摘されて気づかされることがあります。

信頼しているようで信頼していないなかった出来事

今通っているテニス教室での出来事です。

一緒にレッスンを受けている生徒の方で、

通い始めた1年前と比べると凄く上達された方がいます。

ですから、その方に「うまいね!」「上達したね!」など

思わず言葉で褒めたことが何回かありました。

この前その方と、ペアを組んでダブルスの試合をしました。

そのペアを組んだ方が前衛、私が後衛を守っているときの出来事でした。

ボールが前衛のその方へ向かってきたので、

後衛の私は、その方が守るコート半分の反対側を守ればよいのですが、

無意識にその方がミスすると思ったのか、

その方の直ぐ後ろを守ってしまいました。

その行動にコーチが気づき、「鈴木さん、〇×さんのこと信頼していないでしょ(笑)!」

と指摘されて、ハッとしました。

口先では、その方を上手と褒めてプレーも信頼しているような態度をとり、

自分自身もその方のプレーを信頼していると思い込んでました。

しかし、潜在意識の真の私は、信頼していなかったようで

それが行動として表れたということです。

この出来事は、信頼すると決めた人は信頼することができる

というポジティブな自分のイメージを否定するもので、

ちょっと動揺してしまいました。

これはアイデンティティのプチ崩壊とでもいうのでしょうか…。

それでも本当の自分に気付きたい

このテニスの出来事のように、

イメージしている自分と行動によって表れる本当の自分が

真逆であることに気付いてショックを受けることがあります。

特にそのイメージが自分を肯定してくれるポジティブなものであればなおさらです。

本当の自分がネガティブなものだと、正直それを直視したくありません。

しかし、それが現実なのですから直視して受け止めるよう努力したいですし、

受け止めることのメリットもあります。

例えば、いざそのネガティブな自分が行動として現れたときは、

前もって知っている方が、その時の動揺も小さくて済むでしょうし、

立ち直りも早いはずです。

また、日頃から、自分のネガティブな気質を自覚していれば

偽りのボジティブな言動を慎むよう注意しますし、

ネガティブな行動が出ないように心掛けることもできます。

編集後記

先週日曜と月曜は税理士会支部のテニス合宿(1泊2日)でした。

1日目は午前・午後ともガッツリ練習がありました。

私のか弱い体で大丈夫かと心配でしたが、

何とか乗り切れました。