「知らない=怖い」にどう対処するか

税理士という職業柄、仕事上はもちろん、プライベートでも色々相談を受けます。

自分が知らないことを相談されると一瞬「ドキッ」とします。

知らないこと=怖いにどう対処してるかについて書いてみます。

「知らないことばかり」を当然と思う

どんなに勉強したり経験を積んでも

自分の知らないことがなくなることはありません。

なお税務の世界は、とても範囲が広く、奥も深いです。

また、新しい法令ができたり改正があったりと

一度学んだことがずっと通用する訳でもありません。

ですから、知らないことをゼロにすることは不可能ですし、

逆に知らないことの方が多いのだと自分に言い聞かせています。

税務の世界に限らず、世の中は未知だらけであり、

知らないことがあるのが当然と割り切れば不安も多少薄れます。

素直に今は分からないと告げる

自分の知らないことを突然相談・質問されると、

思わず「それは〇✕ということになります!」

と知ったかぶりをしたくなります。

「分からない」「知らない」と素直に伝えるのは

専門家として恥ずかしく勇気がいるからです。

しかし、分からないことがあって当然ですから、

「今は明確には分からない」と素直に伝え、

とりあえず今持っている自分の知識と経験の範囲内での考えを

あくまで「推測」として伝えることにしています。

明確な回答は後日、調べてお伝えするということでその場は終了します。

「調べ続ければ分るようになる」と思うこと

分からないことがあるのは当然だと思うことに加えて、

その分からないことを「調べて分かるようにする」というプロセスを

重ねていくことが大事だと考えています。

そのプロセスによって「調べれば分る」という自信がつき、

未知に対して積極的に対処できるようになるのです。

時間が無いときは専門家に素直に聞く

相手の相談や質問に対する回答期限に余裕がなく、

自分でコツコツ調べる時間の余裕がないときは、

素直にその分野を得意とする専門家に相談するようにしています。

また相談する余裕すらないときは、その得意とする方々に

直接引き継いで対応して頂くようにしています。

その方が早い解決を望むお客様の為にもなりますし、

私の精神面にも良い(プレッシャーやストレスの低下)からです。

緊急の場合は自分だけで対応しようとせずに助けを求めます。

編集後記

金曜のお昼にJR新宿駅から

JR代々木駅近くにある税理士会館へ

書籍を買いに、徒歩で行ってきました。

約20分間歩きましたが、

猛暑が酷く、サウナ状態の地獄でした。