庭栽培は難しい。20年間一度も実を付けなかった栗の木とのお別れ。

自宅庭の栗の木。

苗木を植えてから20年間1度も実を付けませんでした。

先日、思い切って伐採することにしたのですが、

いざ木が無くなってしまうと寂しいものです。

20年間共に生きてきましたので…

*自宅の庭の栗の木。切って、根元も抜き取りました。

今年こそは!と思いながら20年

「桃栗三年柿八年」と言います。

自宅の庭に栗の苗木を植えてから3年経過した秋。実らず…

その後も「今年こそは!」と毎年思いながら、

1度も実が成らないまま、いつの間にか20年経ちました。

長年育ててきたので、今更諦めることもできず。

そうやってズルズル続けることを「サンクコストの呪縛」というそうです。

今までかけた時間、労力、お金のコストが惜しくて、

その後も無駄なコストを掛け続けることをいいます。

まさに自宅庭の栗の木のことだと気づき、

ためらいながらも思い切ってお別れ(伐採)することにしました。

いざ無くなると寂しい

早速、栗の木を切って根元も除去してみると

庭には今までにない空間ができました。

その空間が何とも言えないもの寂しさをもたらしました。

20年間、毎日目にしてきた木なので、

いざ目の前から消えると寂しいものです。

この栗の木は毎年実は成りませんでしたが、

夏になると大きくて青々とした立派な葉を沢山茂らせました。

その姿を見ては力強い生命力を感じてました。

その命を絶ってしまった罪悪感もあります。

次の苗木に未来を!

栗の木は自家不和合性といって1本だけでは実を付けにくいといいます。

(植えてから数年後にその事実を知ったので、後の祭りでした)

異なる品種を2本以上一緒に育てて受粉させると栗の実は成りやすいそうです。

しかし、自宅の庭は4畳ほどの小さなスペースなので1本が限界です。

現在の栗の木がなくなった空間。

今度は1本でも実をつけることができる柿の木を植えようと計画してます。

編集後記

朝の5時過ぎに毎日犬の散歩に出かけています。

冬の間は、この朝の散歩の時間帯は真っ暗なのですが、

最近少しずつ明るくなっています。

春が来ていることを実感するひと時です。