仕事も勉強も面倒くさい気持ちとの闘い:焦らず心と時間の余裕を

頭や体が疲れていたり時間的に余裕がない状況で、税務の仕事を判断しなければならないときは

条文や手引書をじっくり読むのが面倒くさくなり、早く結論を出したい衝動に駆られます。

また、税理士受験生だった頃、テストの問題のボリュームが多いときは

焦って問題文をよく読まずに解答し、ミスをしたこともあります。

わたしの経験上、こうして時間を掛けることを面倒くさがって仕事や勉強に対処すると

結果として間違った判断をしたり、余計に時間が掛かったりしてしまったことが

多かったように思えます。

十分理解し対処するためには、「時間を掛ける」ことの大切さを最近身に染みています。

税法の適用で条文・手引きをよく読まずにミスした経験も

税法には原則だけでなく、特例というものもあります。

条文や手引書の原則の箇所だけを読んで理解して「適用できない」と思っても

特例などで「適用できる」場合があります。

逆に「ただし~は除く」の文言により、適用できない場合もあります。

恥ずかしながら、じっくり周辺項目まで確認せずに誤った判断をしたことが

過去に何回かありました。

クラウド会計も時間を掛けてやっと使えるようになってきた

クラウド会計の中でも、会計freeeは仕訳入力というよりも、

取引を感覚的に入力して自動的に仕訳が作成できるソフトです。

ですから、簿記の知識がない事業者の方でも扱える会計ソフトとして人気が高いです。

わたしのお客様の中でも利用している方が多く、対処せざるを得ない状況でした。

過去10年以上税理士事務所で働いて、MJSや弥生会計など仕訳入力方式に

慣れていたわたしは、直接仕訳を入力しない未知の方法に最初は困惑しました。

それでも避けて通れない道と覚悟して、時間を掛け何度も試してみたり、

マニュアル動画を観たり読んだりすること1年。

なんとか自分のものとして使えるようになりました。

税理士試験の合格には時間が掛かると知っていたから合格できた

税理士試験も、予備校のパンフレットの3年~5年で5科目合格できるという謳い文句を

信じてしまうと、実際にその年数を超えて、まだ合格できないと焦ってしまいます。

わたしの場合は、周りに5年以上受験生をやっている友達が多かったり、

薄々多くの受験生が合格するのに10年以上掛かっていることに気付いていました。

それぐらい膨大な時間が掛かる試験と覚悟を決め、じっくり基礎から応用へと

コツコツ勉強を継続してきたことで、この試験にも合格できたのだと思います。

日常生活でも面倒くさがると…

最近の日常生活で、時間を掛けることを面倒くさがって余計に時間が掛かったことがありました。

わたしはスマートウオッチの情報をスマホに連動して日々の睡眠時間やストレス度をチェックしています。

それが昨日、なぜかスマホに連動できなくなってました。

ネットの電子マニュアルを探したり、読んだりするのが面倒だったので、

スマートウオッチやスマホをちょこちょこ手探りでいじって連動させようと奮闘すること30分、

どうしても連動できず、結局マニュアルを探して読むことになりました。

最初から時間を費やすことを覚悟してマニュアルを探し読んでいれば、20分位で解決したのですが…。

まとめ

最近、面倒くさがって時間を省いて簡単に知識や技術を自分のものにしようと

考えている自分に気づきましたが、ふと今までそういう態度で仕事や勉強をして

うまくいかなかった過去を思い出しました。

仕事も勉強もしっかり自分の身につけるには、ある程度時間を要することを

覚悟しなければならないと、自分を戒める目的でこのブログを書きました。