税理士試験の合格発表日を思い出して気づいたこと

金曜日は税理士試験の合格発表日でしたね。

合格された方、本当におめでとうございます!

不合格の方、お疲れ様でした。一生懸命勉強された方はしばらく立ち直れないかも

しれませんが、時間が解決してくれます!(自分の経験上)

今回はTwitterなどの税理士受験生の合格・不合格の書き込みを

読んで自分の経験を踏まえて気づいたことを書いてみます。

合格でも不合格でも心を震撼させる

税理士試験は年に1回の試験。

その間、周りのみんながプライベートを楽しんでいるのを横目に、

勉強が最優先の生活を続けなければ受からない難関試験です。

その1年間、沢山の犠牲を払って臨んだ試験の結果が判明するのが合格通知です。

わたしも発表日の金曜に仕事が終わって家に帰ると通知が届いていて

心臓がバクバクしてました。

封筒をいま直ぐに開けようか、服を着替えて落ち着いてからにしようか

いつも迷ってましたが、大抵は家に帰った勢いで「えい!」とすぐに開封しました。

気持ちが落ち着いた後に開封して不合格だと、落ち込みが激しくなるからです。

開封して合格が確認できたときは、その達成感ときたら、

今までに味わったことが無いもので、心が震えました。

逆に、不合格だったときは数週間誰とも話したくないくらいの落ち込みようでした。

同じ勉強を仕事をしながらまた1年繰り返さなければならない現実と

向き合う絶望感は相当なものでした。

時が経つと記憶は薄れゆく

これ程、心を強烈に揺さぶられる経験をしても、

合格して税理士となり2年目にもなると、

「ああ、そんなこともあったなぁ」という程度になってしまってます。

今は毎日の仕事をこなすことで頭が一杯です。

悲しいことに時が経つと合格発表日のドキドキ感や絶望感

税理士になれたことの喜びや達成感も次第に薄れ、

当たり前のこととなっています。

受験生の発信からあの時の情熱を

今回の合格発表について受験生のTwitterの書き込みを読んだり、

こうして自分が受験生の頃の体験をブログで書いたりすると、

当時の自分の状況が段々と思い起こされてきます。

受かった時の喜びよりも、落ちた時の苦しみの記憶の方が大きいですが、

いずれにしても今となっては過去の記憶です。

今、試験結果に絶望している人や、今後の受験勉強について考えると

気が遠くなる人も、数年もすれば、

それも「ああ、そういうこともあったなぁ」という記憶になります。

時間の経過が、良い経験も悪い経験もニュートラルな記憶へと変えてくれます。