健康で普通に生活できることの有難さを忘れずにいたい。心不全の経験から。

6年前のちょうどこの暑い時期、

心臓の手術を受けました。

その手術のお陰で

今は健常者と変わらぬ生活を送ることができています。

今は普通の生活が当たり前となって、有難みを忘れてかけています。

心臓に痙攣が起こるように

10年ほど前から心臓の鼓動が突発的に

異常に早くなり、痙攣を起こすようになりました。

それから3年ほど経つと、症状は悪化し、

終いには突然意識を失うこともありました。

病院の検査の結果、

心房細動の一種である発作性上室性頻拍という

心不全であることが判明しました。

判明後しばらくは薬で対処していましたが、病状は改善せず、

最終的に手術を受けることにしました。

カテーテルアブレーション手術

心臓の手術といっても、胸を直接切り開いて行うものではなく

私が行った手術はカテーテルアブレーションというものでした。

足の太ももの血管からカテーテルの管を挿入して、

血管を通じで心臓までカテーテルを到達させるものです。

そのカテーテルの先端の焼灼器で

異常な頻脈を起こしている心房の神経を焼失させます。

この手術によりお陰様で、心臓の痙攣は収まりました。

手術ができない時代だったら寝たきりだった

ふと思うのですが、

もしこの手術が未だない時代に生きていたらと…

そう思うのも、この手術が定着し始めたのは1990年代で

そんな遠い昔の技法ではないからです。

この手術がない時代に生まれて

何の対処もできない環境であったなら、

私の心臓はもっと深刻なレベルまで悪化していたと思います。

そうなると意識を失う頻度も増え、外出もままならず、

ずっと家の中で安静状態だと想像できます。

そう考えると現代の医療技術には感謝しかないです。

今では運動やスポーツも普通にできますので。

意識しないと有難さを忘れてしまう

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」。

最近、心臓の手術をしたこと自体

遠い過去の話で忘れかけています。

そして、健康に暮らせる今を当たり前のように生きてます。

普通に暮らせるすばらしさを忘れて…

その有難さを忘れないよう、今回ブログにしてみました。

編集後記

先月、近所にある駅前の本屋が突如閉店しました。

お客の出入りも結構あって、

繁盛しているように見えましたが…

やはり駅前ということで、

高額の家賃が利益を圧迫したのかもしれません。

街をぶらぶら本屋をぶらぶらするのが趣味の私には

かなりの痛手で悲しいです。