青色決算書、損失申告の手引きも読んでみた
昨日に続き、①青色申告決算書(一般用)と②損失申告用の確定申告の手引きも読んでみたので、わたしの感想を述べます。
*平成30年分ですが…。
青色決算書の手引きは分かり易い
「青色申告決算書(一般用)の書き方」という税務署発行の手引き冊子です。全8ページの黒、青、赤のカラーとなってます。
読んでみました感想ですが、「分かり易い」でした。
この決算書を利用する人が多いからか、ビニナー納税者にも分かり易いように説明されてます。
具体的は、青色決算書の全4ページの各記載例が手書き風で載ってます。
また、各勘定科目の記載の際の注意点(締後売上・仕入の計上漏れや消費税税込経理方式の際の租税公課処理など)の説明もあります。さらに減価償却資産の償却率表や耐用年数表も載ってます。
手書きで作成される方だけでなく、国税庁の確定申告作成コーナーを使われる方も、この冊子を一通り読めば、スムーズに決算書が作成できると思います。
損失申告用の手引きは正直理解不能…
「所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き(損失申告用)」ですが、全15ページで、これも黒、青、赤のカラーとなってます。
端的な感想は、「読んでも理解できない」です。
こちらの手引きは、上記の青色申告の手引きと比べて、1ページ当たりの文字数が格段に多いです。
また専門用語のオンパレードで、1ページ読んだだけで疲れます。わたしの場合、6ページ読んで挫折しました。
たとえ文字数や専門用語が多くても、各ページを読み進めながら基本レベルから応用レベルへと段階的に理解出来る内容であれば良いのですが、この冊子は、最初から応用レベルでした。また同じページを2~3回読んでも理解できず頭に残りませんでした。
損失申告される方は、この冊子を読むよりは、有料でも分かり易い参考書を買った方が良いかと思います。
まとめ
税務署が発行する無料の確定申告手引きの冊子には、申告内容によって何種類もあります。
その手引き冊子には、一般の納税者の誰もが分かり易いように作られたものもあれば、納税者に理解してもらおうと本当に思っているのか疑問に思うほどレベルの高いものまであるようです。
わたしはまだ数種類しか読んでいないので、他の冊子もコツコツ読んでいきたいと思います。