アメリカ留学中の記憶に残る失敗談:失敗しながら成長する
もう15年前になりますが、アメリカに5年近く留学していたことがあります。
日本の文化との違いや私の知識不足からやってしまった失敗で、今も記憶に残っていることを書いてみたいと思います。
銀行のATMにお金を入金したときの失敗
アメリカの某銀行の普通預金口座に預金残高を増やすため、お札をATMに入金したときの失敗談です。
それはアメリカのATMも日本のATMと同じ機能を持つのだろうという先入観から起きました。
そのときはまだ留学して数か月の時で、初めてATMで自分の口座に入金しようと通帳をATM通しました。
次に入金ボタンを押すと、ATMの入金口が「パカッ」開いたので、お札をそこに入れました。
すると画面から「幾ら入金しましたか?」と問われたので、一瞬「あれ?、ATMが入金額を自動計算してくれないのかな?」と思いましたが、取り敢えず入金額を入力しました。
「入金額は後日反映されます」との表示がでたので、そのとき通帳は入金額が反映されないままでした。
後日、再度ATMに通帳を通して残高が増えたか確認すると、残高は以前のままでした。
焦って、銀行員の人に確認したところ、「お札は封筒に入れてから投入しましたか?」「その封筒に中身の金額をちゃんと書きましたか?」と問われました。
後になって分かったのですが、当時のアメリカのATMは日本のように入金額を自動計算してくれなかったのです。
どうやって計算するのかというと、ATMを閉めてから銀行員の人が封筒に入ったお金を指で数え、預金者が主張する入金額と合うか確認し、合えば通帳にその金額を打ち込むという方法だそうです。
経済大国1位のアメリカが、そんなこともできないのかと私は当時愕然としました。
なお、15年も前の話なので、現在のアメリカのATMが入金額の自動計算ができないかどうかはわかりません。
ちなみに、銀行員の方によると、入金当日にATMに封筒に入ってないお札が散乱していた事実があったということで、入金額は後日無事に預金へ反映されたのですが…。
ハンバーガー屋での注文の失敗
日本のハンバーガー屋には、セットメニューが色々ありますが、アメリカにも同じくあります。
次は日本と同じような感覚で注文したら、受付の人に通じなかった話です。
アメリカのバーガーキングに入った時の話です。
注文受付の上には色々なセットメニューが貼ってありました。それぞれ「#1」「#2」・・・とセットメニューが表示されてます。
「#1」のセットが欲しかったので、早速「シャープワンセット、プリーズ」というと、受付のお姉さんは「what?」と首を傾げました。「シャープワンセット、プリーズ!!」と繰り返しましたが、ダメでした。
結局、メニューを指差し「this one,this one」といったら注文できました。
ここでの失敗は2つあって、1つは、「#」を「シャープ」と言ってしまったことです。日本では「シャープ」ですが、アメリカでは「ナンバー」と読むそうです。
もう一つの失敗は、セットメニューは「セット」と言わずに「コンボ(=combinationの略)」というそうです。
まとめ
慣れない環境にいると、色々失敗します。それでも失敗することで、次は失敗しないように学ぶことができます。
国が違う場合もそうですが、日本国内でも、例えば今の私ですと独立という慣れない職場環境で色々失敗します。
「失敗しても、次は失敗しないよう学ぶことができるんだから!」と、自分にも言い聞かせている今日この頃です。