自分の考え方の癖・ゆがみに気づくVol.3

*上記画像は、心理学を勉強していた頃の思い出のバインダー(約20年前)

認知行動療法で学ぶ、人間が陥りやすい10種類の思考の癖や歪みについて、

前回までに7種類説明しましたが、今回で最後の3種類について書いてみます。

8.「すべき」思考

「~すべき」、「~すべきでない」という考えに縛られる癖をいいます。

わたしも、この思考の癖が強いと自覚しています…。

「一度決めたことは、最後まで貫き通すべき」、「逃げずに頑張るべき」、

「他人に迷惑をかけるべきでない」など、程度の差こそあれ

人はそれぞれ自分の決まり事を心の中に持っており、それを守ることに固執します。

「すべき」「すべきでない」ことが、思い通り守れれば良いのですが、

人生そう思い通りいかないことが多く、「守りたいけど守れない」という

はざまで、ストレスが溜まっていき、次第に心が病んでいきます。

9.レッテル貼り

「わたしはミスをしてしまった」という代わりに「わたしはダメ人間だ」「わたしは負け組だ」と

レッテルを貼ってしまいます。

最近の若い人でよく聞くのが、受験や就職活動に失敗した場合に「わたしの人生は終わった」と

自分の人生に「終わり」いうレッテルを張ってしまうことです。

受験や就職活動に失敗しても、そこから何か「始まる」可能性もあるのですが。

10.非難

何か問題が起きると、その問題を解決するのではなく、自分自身や他人の欠点を見つけて非難します。

①自分自身を非難するタイプの場合

問題が起こったのは自分ひとりが原因ではないときでも、「自分が100%悪い」と自分を容赦なく

責めます。

なお、自分を責めるのですが、そこから問題にどう対処するかのアクションはありません。

②他人を非難するタイプの場合

問題に対して責任は自分にあるのではなく、他人にあるとしてその人を非難します。

そして、自分には問題がないのだからということで、その問題を解決しようという行動にはでません。

まとめ

以上、3回のブログにわたって、人間が陥りやすい10種類の思考の癖やゆがみ

について書いてみました。

みなさんは、どの思考の癖が強いでしょうか?

わたしは、「感情的決めつけ」や「すべき思考」が強いと自覚しています。

対処法として、例えば、感情が悪いとき(気分が落ち込んでいるとき)に

現実世界が悪夢に見えるときには、先ず自分は「感情的決めつけ」をしている

のだと自覚し、現状を受け入れます。

そして、時の経過により感情が上向けば、現実世界もよく見えてくることが

経験上分かってますので、ジタバタせずに、ただ感情が上向くのを待ちます。

編集後記

先週末のテニスの練習中、球拾いでぎっくり腰をやってしまいました。

今も起き上がるのに苦労しています。

10月に開催される東京税理士会のテニス大会でダブルスに参加することが

決まったので、それまでには治したいです。