ここが変だよアメリカ人:アメリカ留学の体験談

わたしは20代後半から5年半、アメリカ西部に留学してました。

その暮らしの中で、自分が思い抱いていたアメリカのイメージと

現実との差でビックリしたことを書いてみます。

お酒は隠して飲む

現在日本のコロナ禍の中、緊急試合宣言が出された地域では

8時以降お酒が飲めない店が大半となっています。

それでもお酒を飲みたい人々が、公園で仲間と集まって

飲んだり、歩き飲みをしたりしているのをニュースで観ました。

日本人は公共の場でお酒を飲むことにあまり「恥じ」を感じません。

しかしアメリカ人は、公共の場においても、お酒を飲まずには

いられない自分の心の弱さに「恥じ」を感じます。

ですから、アメリカ人が公共の場でどうしてもお酒を飲みたいときは、

紙袋でお酒を包んで、隠しながらコソコソ飲む人が多いです。

わたしが初めてこの現場を見たときは、シンナーか何かを吸っている

危ない人かと思いました。

肥満は普通

わたしがアメリカに暮らしていた頃の体重は64キロでした。

日本人男性で64キロといえば、普通かと思われますが、

アメリカのクラスメイト達にはボニー(ガリガリ君)と呼ばれてました。

ボニーと呼ばれるのはとても嫌でしたが、周りには100キロ級の

アメリカ人が男女を問わずゴロゴロいたので、

そういう周りの環境からすれば、わたしはボニーなのでしょう。

ファストフードのドリンクは飲み放題

アメリカではハンバーガーなどファストフードでセットメニューを

注文するとカップを渡されて、ドリンクは店内で飲み放題です。

日本のドリンクバーみたいに自分で何度も追加補充できます。

わたしがアメリカ暮らしを始めたころは、飲んでも2杯ぐらいでしたが、

暮らしも慣れてくると4杯ぐらい平気で飲めるようになりました。

ドリンクカップは持ち帰ることもできるので、家で飲む用として

さらにドリンクを補充します。

なおドリンクカップは1リットル入るものも選べます。

アメリカ人が太るわけです…。

シャイな人が多くいる

日本で働いたり観光に来るアメリカ人を見ると、

明るく社交的で自分の意見をはっきり言える人が多いので、

それがアメリカ人の典型のように見えます。

しかし、日本などのマイナーな異国に来て活動したいと思うアメリカ人自体が異質で、

このように好奇心旺盛で活動的なアメリカ人は全体の一部にすぎません。

アメリカで暮らしてみると、シャイでナイーブな人が日本と変わらず結構いました。

移動は何でも車

アメリカは車社会です。自動車会社が鉄道会社を買収して

車社会を維持ために、そのまま鉄道会社を潰してしまった

というエピソードもあります。

いつでもどこでも車を使うことが習慣になると、

歩くのがとても面倒になります。

歩いて5分ぐらいの距離でも車を使い、スーパーマーケットでは

入り口近くの駐車場が争奪戦となります。

日本は中国の一部と思う人が意外と多い

アメリカ人は自分の国が経済も文化も何でもナンバーワンと思っている人が

多く、その結果として他国にあまり興味がない人が多いです。

東アジア人はみんな中国人と定義づけている人も多く、

「わたしは日本から留学してきました」といったら、「中国人なのね」と

言われたこともありました。香港のように日本も台湾も中国のなかの

1つの都市と思っているようです。

まとめ

他国で暮らすと、今まで当たり前と思っていたことが、

単なる一国内での常識に過ぎないことが分かります。

わたしも日本に帰国してから15年以上になるので、

日本の常識に囚われて、考え方も段々偏ってきてるんだろうなぁ

と危うんでいます。