ボードゲーム・モノポリーで資本主義社会を疑似体験!搾取し過ぎると相手が即ゲーム終了…それでは経済が回らない!!

今年のお正月はスーパーファミコンのモノポリーに

夢中になってました。

モノポリー(独占ゲーム)とは、アメリカ発のボードゲームです。

各プレイヤーが、土地、建物、会社などの財産を奪い合い、

自分の財産を利用した相手から、レンタル料を徴収して

最終的に相手を破産させるゲームです。

ゲームが進むにつれて、財産を持つものと持たざるものの

貧富の格差が広がっていくのは、

正に今のわたしたちの資本主義社会を映し出しているようで、

身震いがします。

モノポリーは現代社会の縮図

モノポリーゲームで良い土地などの財産を自分のものできるかは、

前半は運で決まります(サイコロの数で決まります)。

しかし、ゲームの本質を掴んでいるプレイヤーは、たとえ運が悪くても

交渉によって相手の財産をうまく自分のものにすることもできます。

これは、わたしたちが暮らしている現代の資本主義社会にも言るかと思います。

財産を多く持った親元から生まれるかどうかは運ですが、

最初は貧乏であっても、

その後、世の中の仕組みを学んでいった人は、

次第にうまくお金や財産を増やすことができる可能性はあります。

一方で社会(ゲーム)のルールをよく把握していない人は

ルールが分かっている人から、財産を奪われていきます。

貧富の格差が広がると逆転は難しい

このゲームでは、最初の運が悪くても、交渉によって

財産を増やすこともできるといいました。

ただし、ゲームも後半となり、プレイヤー間の貧富の格差が

大きく広がってしまうと、いくらゲームのルールを

熟知したプレイヤーであっても、

貧困層から富裕層への逆転は至難の業となります。

現代社会で言う、貧富の固定化です。

一度にお金を奪うと相手が即破産

プレイヤーが良い財産(レンタル料が高いホテルなど)を持ちすぎて

超富裕層になってしまうと、その資産を利用した相手は、

膨大なレンタル料を払いきれずに、即破産(ゲーム終了)してしまいます。

ですから、富裕層になってきたときは、あまりホテルなどは保有せずに、

小規模の家に留めて、相手を破産させない程度のレンタル料を

ジワジワと稼ぐことが、最終的に多くの財産を獲得できるコツとなります。

生かさず殺さずで持続的に財産を増やす

このゲームのように、ほどほどの額のレンタル料を

ジワジワと稼ぐ方が、最終的に多くの財産を

獲得することができるという仕組みは、

現実の社会にも当てはまります。

要は、富裕層や国などが、相手(わたしのような一般国民)を

ゲームオーバー(破産や死亡)させないためには、

悪く言えば、相手の収入の範囲内で、

ジワジワとお金(税金、家賃、商品代などの料金)

を奪うことであると、モノポリーは教えてくれます。

まとめ

モノポリーで、相手から大金を奪い、大儲けできた瞬間は

とても気持ちがよくて、癖になります。

一方、逆の立場となって、大金を奪われたときは

ゲーム機のコントローラーを床に叩きつけたくなります。

そもそも相手を破産させて自分が生き残ることが

このゲームの目的ですから、WinーWin(みんながハッピー)は

あり得ないのですが…。

ただ、他のプレイヤー全員が破産して、自分だけ生き残った瞬間に

何とも言えない虚しさを感じてしまうのはなぜでしょうか?

編集後記

この前の火曜日は、国税局の確定申告電話相談センターの

仕事開始日でした。

1年ぶりなので、調子がまだつかめず、

7時間もの間、50名ほどの納税者の相談に対応するのは、

正直しんどかったです。

まだ始まったばかりだと思うと気が遠くなります…。