卵かけご飯がごちそうだったあの頃。アメリカ留学の思い出
毎日、何気なく食べているご飯。
食べたいご飯やおかずが手に入るのは当たり前で、
今はあまり有難みを感じていません。
しかし20年ほど前は、納豆や卵かけごはんですら
食べられることの喜びや有難みを感じてました。
アメリカのハンバーガー生活は最高だったけど…
子供のときからハンバーガーやステーキなどの洋食が好きでした。
1998年から始めたアメリカ留学も、初期のころは
週に1~2回は大好きなハンバーガーを色々な店で食べてました。
また、牛肉が日本に比べて安かったので、牛ステーキなどもよく食べてました。
しかし留学も1年が過ぎようとした頃から、無性に日本食が食べたくなってきました。
アメリカのスーパーも、お米(カルフォルニア米)や即席めん(日清やマルちゃん)は
売っていたので、それらを買って日本食の雰囲気を味わってました。
我慢できなくてリトル東京のスーパーへ
日本食が食べたいという気持ちは留学期間が長くなる程、増々強まりました。
結局、月に1回は自動車で片道1時間半ぐらいかけて、リトル東京の日系スーパー(旧ヤオハンなど)へ
日本食の買い出しに行ってました。
当時の日系スーパーの食品価格は日本に比べ大体2倍ぐらいしました。
留学生である私は当時お金に余裕がなく、食べたいものを好きなだけ買うということは出来ず、
どうしても食べたいものだけ買いました。
よく買ったのは、生タマゴ、ワカメ、味噌、ほんだしなど、日本食の定番でした。
*アメリカのスーパーにも生タマゴは売ってますが、サルモネラ菌が心配なので生では食べません。
*醤油(キッコーマン)はなぜかアメリカのスーパーでも売ってました!
卵かけごはんに醤油がこんなにおいしいとは…
日系スーパーで食材を購入した日の夜は、毎回卵かけごはんの準備をしました。
ライスクッカーでカルフォルニア米を焚き、その温かいご飯に
買ってきた生タマゴを載せて、醬油を掛けます。
その時食べた卵かけごはんは心が震える程おいしく、
今でもそのときの感動やおいしさは記憶に残っています。
また当時、年に3回ぐらいは納豆も買ってたのですが、
その納豆が卵かけごはんの上に加わると、それはもうスペシャル飯でした。
*しらす干しを買って加えたときは、スーパースペシャル飯になります!
今は当たり前。慣れって恐ろしい。
醤油卵かけご飯、納豆卵かけご飯、しらす干し卵かけご飯。
当時あれだけ感動したご飯たちですが、帰国後は当たり前のものに。
今でもおいしいとは感じますが、感激までとはなりません。
慣れとは恐ろしく、悲しいものです。
慣れといえば、税理士になれたときの「あの感動」も、
今は昔の話になりつつあります。
編集後記
先週は税理士会と関わりのある某不動産会社主催のテニス大会に参加しました。
最近は試合で勝てる機会も少しずつ増えて嬉しいです。