下手でもいい、取りあえず形から
私がひとりで独立開業してから2ヵ月弱経ちました。独立してから自分に言い聞かせている言葉は、「下手でもいいから先ず形をつくる」です。
独立開業してうまくいっている人は何をやっているのか
税理士として独立開業するにあたり、事務所として2つのパターンがあることを知りました。
1つは、拡大路線です。事務所を大きくするために開業資金を潤沢に用意し、立派な事務所でオープンし、出来るだけ沢山の人数を雇用して、スタートから売上拡大主義で猛進するやり方です。
もう1つは、開業からの固定費をなるべく抑えて開業資金が少なくてもできるやり方とし、スタートは拡大路線としないやり方です。
私の場合は、そもそも開業資金が少なく、人を雇う余裕もなかったので、先ずはひとり税理士として地味に開業することを決めてました。
ですから、ひとり税理士の方々が独立開業した時に何をしているのかを事前に調べてました。
有名なひとり税理士の方々がやっている代表例は、
- 自分でホームページやブログを作成し、毎日更新している。
- ITを出来るかぎり活用している。
- 自ら主催のセミナーを開催している。
- 本を出版している。
でした。
先ずはホームページやブログの作成であれば、時間を掛けさえすれば自分にでもできるかなぁと思い、開業当初は、そこから「取り敢えず」やってみました。
立派なものにしようとすると進まない
私の税理士受験時代がそうでしたが、勉強を平日4時間必ずやるとか、総合問題ノーミスを目指そうとすると、やる前から憂鬱な気分になって結局やらないことがありました。
その時の解決策は、取り敢えず専門学校の自習室に行こうとか、取り敢えずテキストを読むとかスタートは自分に対するハードルを下げることでした。そうするとやる前のストレスも少ないですし、実際勉強を始めると結構何時間も進むことができたりしました。
開業してからも、この受験時代の経験を生かして、「取り敢えずやってみる」「取り敢えず形から」と自分に言い聞かせてやっています。
例えばホームページにしても、取り敢えず形からと考え、「ホーム」「サービス」「料金」「プロフィール」などの固定ページの枠だけつくりました。
枠を作ると、不思議なもので、その枠の空白を埋めたくなる衝動に駆られます。
このようにして空白をコツコツ埋めてきましたが、その内容は、当初スカスカの恥ずかしいものでした(今現在の内容もスカスカですが…。)。
この様にして、最初は先ず形から入って、徐々に内容を加えていく方法でやってきてます。
他の税理士の方々と比べて自己嫌悪に陥るけど
他の税理士の方々のホームページやブログを色々読んでいるのですが、その内容がとても立派で考察力に富み、また専門知識もフル活用されてます。
それに比べて自分のホームページが素人感丸出しであり、またブログも幼稚な文章だったり、続けるのが恥ずかしくなることがよくあります。
それでも、継続することでスキルが向上し、必要な時に修正、追加などをしていけば、少しずつでもましになっていくのではないかと思ってます。今のところそう自分に言い聞かせて続けています。
他にやってみた取り敢えずは?
今のところ、他に「取り敢えず形からやってみた」ことは
- 自主開催セミナー実施のために「取り敢えず」貸し会議室を予約してみた。
- セミナー講師スキル向上のため、「取り敢えず」税理士会の租税教育講師研修会に参加してみた。
- ITに強くなるため、「取り敢えず」freee認定アドバイザー説明会の参加予約をしてみた。
- 「取り敢えず」近所の司法書士先生へ挨拶に行ってみた。
- 「取り敢えず」近所で足で稼ぐ直接営業をやってみた。
などです。
まとめ
私は基本的に何事にも躊躇するタイプなので、仕事は「取り敢えず形から」戦法で自分をだましだましやってます。