さわりは面白いが、分かるにつれて段々挫折していく:税理士試験、テニススクールの経験から
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今月からテニススクールに通い始めました。
遊びでテニスをしたことはあるのですが、習ったことはなかったので、
基礎から学べる初級コースを選びました。
最初のレッスンでは、コーチに「いい筋してる」とか「うまいね!」など
お褒めの言葉を頂き調子にのってましたが、2回目、3回目と通ううちに
壁にぶち当たりました。
新しいことを始めると「最初は面白い」、しはらくやって「直ぐ挫折」のパターンを
よく経験するのでそのことについて書きます。
テニスで思い出した「あの挫折感」
テニススクール初級コースに通い始めて、「今まで習ってないのに、そこそこできて凄い!」、
「ちゃんと打ち返せるぞ!」としばらくは、順調でした。
しかし、3回目で練習試合を行ったとき、予測もしないところからボールが来ると、
空振りしたり、ホームランを打ったりと、全然うまく打てなかったのです。
イメージの動きと現実の動きのギャップで、「何でこんなにできないんだ!」と、
自己陶酔感から一転、挫折感を味わいました。
そのとき、ふと、税理士試験の簿記論を勉強していたときを思い出しました。
税理士試験は僕には向いていない…
税理士試験の簿記論の勉強を始めたころ、日商簿記2級に合格して直ぐの勉強でした。
簿記論のテキストも日商簿記と同じような内容で、「あ、これ知ってる」、
「できる、できる」と最初の3ヵ月ぐらいは勉強が楽しかったです。
しかし、基礎を一通り学んで、全体の実力テストを受けると、平均点は取れるのですが、
幾ら頑張っても上位の成績は取れませんでした。
また、税理士試験の予備校では、年が明けると応用論点を徐々に学び、
テストも応用問題が出題されるようになって、一気に難易度が上がります。
わたしは応用論点を学ぶのに四苦八苦して、頭に入れるのも精一杯になり、嫌になりました。
さらに直前期になると応用の応用問題や、パズル的な問題が
出題されるようになり、数字のセンスやヒラメキが必要になります。
数字のセンスが無いわたしは、この時点で「数字を扱う仕事は向いていない?」
と考えるようになり、徐々に挫折していきました。
凡人は反復・継続で対抗するしかない
このように自分には数字を扱う税理士試験は向いていないと思っていたのですが、
それでも勉強を諦めなかった理由は、税理士事務所で働いていて、
仕事は曲がりなりにも、こなすことができていたからです。
100%向いてないわけでもないのかなぁと感覚的に思っていたからです。
もう一つの理由は、勉強を始めたのが35歳からだったので、他の職種を
改めて考えなおして、再出発する気力がもう残ってなかったからです。
たとえ気力がそのときあって、他の職種で再出発しても、そこでもまた、
「自分に向いてない…」となる可能性もあると考えると、
他の職種に目を向けるのが怖かったこともあります。
仕方がないので、簿記論は、次の年も勉強を続けて、税理士試験には落ち、
また次の次の年も勉強を続けて、税理士試験でまた落ちる…の繰り返しでした。
それでも、何年も同じ簿記論を勉強していると、数字のセンスの無いわたし
でも、流石に成績は年々上がっていきました。
そして最後は税理士試験の簿記論に無事合格。
この経験でセンスや才能がなくても、反復・継続すれば、
それなりにできることを学びました。
ただし、反復・継続して勉強ができる環境が続くかどうかという問題はあります。
わたしは運よく勉強できる環境が続いたので、反復・継続することができましたが…。
テニスも反復・継続で、とりあえずやる
今のテニスの現状も、税理士試験の簿記論でいうと、
基礎を学んで応用を学び始めたときの挫折と同じと思えるので、
ここで諦めず、反復・継続することで、取り敢えず続けて行きたいと思っております。
編集後記
ブログを書くときに、未だ助詞の「てにをは」のどれを使えばよいか
迷ってしまいます。