税法も会計も常に勉強し続けないと忘れていく…

先日、税理士会から法人会の法人税講師の依頼があり、

引き受けることにしました。

法人会から事前にテキストを頂いて中身を読んでいるのですが、

結構忘れていることも多く

今、知識の回復及び更新に必死になっています。

日常の税理士業だけだと頭は劣化する

顧問契約のお客様をメインとして税理士業を続けていると

仕事の業務内容がパターン化し、新しいことを学ぶ機会が少なくなってきます。

また、AIなどが搭載された便利な会計ソフトや税務ソフトを使用すると、

ソフトが自動で判断したり連動してくれます。

人間の作業としては最低限必要なところだけ入力して、

後は結果をチェックするだけなので、

手書きで作成していた時代よりも頭を使わなくなります。

少し前に、国税局の確定申告電話相談センターで従事して、

納税者から手書きによる書き方を質問されたときも、

即答できない現実に自分の知識が薄れていると感じました。

TACの受講生時代が一番税務会計の知識があった

3年前までは資格の専門学校TACの税理士試験コースの受講生でした。

税理士試験に合格するため毎日数時間コツコツ勉強をしていたのですが、

その勉強のお陰で知識はいつも強化・更新されてました。

雇われていた会計事務所では、勉強していた税法について

所長や他の職員からもよく相談を受けました。

特に消費税法は何年も勉強していた(不合格が続いた…)ので、

その知識量には自分でも自信がありました。

それが今では、消費税法について質問されると、

即答できないことが多くなっています。

もう受験時代のように毎日勉強する訳ではないから、

それはしょうがないといえば、そうなのですが、

個人的には歯がゆいです。

知識の更新や新しい分野にもチャレンジしたい

自分の性格として、税務会計の勉強することはとても面倒くさいですし、

新しい分野にチャレンジすることにも、かなりの抵抗感を覚えます。

特に不得意分野の勉強については強い拒否反応を起こします。

一方で税務会計の新しい知識を吸収したり、それを更新することの充実感や

知的興奮も今まで味わってきましたし、

不得意な分野が得意になったときの何とも言えない達成感も経験してきました。

人生や仕事を有意義にするためにも、できる限り新しい知識を取り入れ、

不得意なことにもチャレンジしたいと思ってます。

単発の税務相談や講師などで対応

今、税務会計の知識や経験を劣化させない方法として、色々試しています。

例えば、単発のお客様で自分の得意分野でない内容のご相談も

できるだけ受けるようにしています。

そうすれば否応にも色々調べなければならないので

結果として新たな知識を得ることができます。

また、今回の法人会の法人税講師を引き受けたのも、

今までの自分の法人税の知識の確認や更新するための

よい機会と思ったからです。

まとめ

今までの知識の更新や、新しいことにチャレンジすることは、

日を追うごとに面倒くさくなり、躊躇してしまいがちですが、

仕事で生き残っていく為にも、また生きがいを感じる為にも

それを拒絶することはしたくないです。

今、そうならないために色々模索中です。

編集後記

最近、税法の基本が疎かで大雑把であった自分に気づき、

反省して、法学の基礎や条文の読み方本などを読んで

基本から勉強し直してます。