アメリカに留学する前に準備しておけばよかったと後悔したこと

新卒で5年近く働いた会社を28歳で退職し、

アメリカ大学院で心理カウンセラーの資格を取るために

さほど準備もせず、直ぐアメリカへ留学しました。

今考えると、留学する前にもう少し時間を掛けて

準備しておけばよかったと思えたことを書いてみます。

英語TOEFLテストが500点になるまで日本で勉強しておけばよかった

留学する前の英語力は会社で受けたビジネス英語検定TOEICで500点ぐらいでした。

(ビジネス英語能力として基礎レベルの点数です)

なお、留学生がアメリカの大学に入るためには、TOEICではなく、

大学英語検定TOEFLで一定の点数をとらなければなりません。

各大学によって要求される点数は違いますが、

大学で500点、大学院で600点ぐらいが目安です。

わたしが最初に目指したカリフォルニア大学にはESLといって、

留学生向けの英語プログラムがありました。

英語力が大学入学要件に満たない留学生でも、

そのESLで英語を勉強して、TOEFL500点以上を目指すことができます。

ですから、現地のESLで勉強すればいいやと思い、

日本で事前に英語の勉強はしませんでした。

結局、現地のESLで7か月程勉強し、TOEFL500点以上に達することはできたのですが、

その学費と滞在の家賃だけで90万円ぐらい出費しました。

今考えると、留学前に日本の英語学校に通ってTOEFL500点を取っていれば、

英語の勉強だけでそんなにお金を費やすことはなかったと悔やまれます。

(なお、大学院に入るためのTOEFL600点以上は、大学に通っている間に達成でしました)

留学経験者の情報をもっと掴んでおけばよかった

わたしが留学を検討していた23年前の当時は

インターネットやSNSは、今のように

普及していなかったので、留学情報の集め方といえば、

大半は留学本や雑誌などの書籍からでした。

しかし書籍には自分が知りたかった留学の負の面や本音は

そんなに書かれていませんでした。

今から留学を考えている人であれば、

自分と同じ目的で留学した人達の

ブログやYouTubeから情報を得ることができます。

また、その人達とSNSで繋がって、直接質問ができたり、

実際に会ったりもできるので、羨ましい限りです。

留学後の就職先について調べておけばよかった

前のブログにも書きましたが、

わたしは留学の結果、無事に心理カウンセラーの資格を取得できました。

その後、アメリカでなく日本でカウンセラーになると決めて、

就活をしたのですが、上手くいかず、カウンセラーになることを諦めました。

諦めたときは、留学の時間とカネが無駄になったと後悔の念でいっぱいでした。

そもそも留学を決める前に、心理カウンセラーという職業の求人は多くあるのか、

カウンセラーとして食べていける人がどれだけいるのかぐらいは

調べるべきだったのです。

まとめ

今となっては後の祭りですが、

留学する前に準備しておけば良かったことについて

書かせて頂きました。

会社で働いていた当時、

このままずっとサラリーマンとして働くことが嫌で、

いま直ぐにでも現実から逃れたいという衝動的に駆られてました。

また、若かったこともあって、勢いで留学してしまいました。

結局留学は、就職面では失敗しましたが、

自分の人生面では、その後の世界観を変えるほどの

インパクトを受け、今の自分に至っています。

編集後記

去年テニスの練習中に鎖骨を骨折し、

金属プレートで骨をつなぐ手術をしました。

今月、そのプレートを取る手術をします。

また全身麻酔をするのですが、

再び自分が「無」になる体験にドキドキです。