逃げ出したくなるような仕事も何度も繰り返していくうちに慣れていく。
数か月前、外部から全8回の簿記講師の仕事の依頼があり、
軽い気持ちで引き受けてしまいました。
開始1ヵ月前になって、第1回目の講義の資料作り始めてみたのですが、
テキストの講義範囲が広く、どこをどう教えればいいのか、
訳が分からなくなり、憔悴しきって、引き受けたことを後悔しました。
しかし、今更断ることも出来ず、何とか1回目の準備ができました。
ただ不思議なことですが、毎週その準備を重ねていくごとに、
その仕事が苦ではなくなっている自分がいました。
初めての仕事は怖い
今まで単発(1回完結)の講師の仕事は何度か経験していたのですが
連続もの(毎週全8回)の講師はやったことがありませんでした。
また、一冊の厚いテキストを渡されて、「このテキストを使って
好きなように全8回で講義してください」という漠然とした
条件の講義も始めてでした。
用意された資料や、教え方のマニュアルなど何もなく、
使うテキスト以外は全て自分の裁量で良いというのは
予想以上に凄いプレッシャーで、
逃げ出したくなる程の恐怖を感じました。
習慣化になると苦ではなくなる
「鈴木先生、受講生の申し込みが一杯になりました!」
と講義開始3週間前に主催者から連絡があり、
「もう逃げられない」と覚悟を決めるしかありませんでした。
開始目前になると、講義が不評になるかどうかなど考える
余裕もなく、最悪でも中止にならないことを目指して
資料作成と講義のリハーサルを繰り返していきました。
そして1回目の講義で、受講生のリアルの反応を肌で感じたり、
本番の経験をすると、未知への恐怖心は少し収まりました。
また、講義の資料作成やリハーサルを毎週繰り返していくうちに、
コツは掴めてくるので、その作業の苦しさは段々軽減されていきます。
今回の経験から、未知の仕事は、最初どんなに苦しく思っても
それを繰り返し、習慣化にまでなれば、その苦しさも軽減(麻痺?)
していくものだと実感しました(今更ですが…)。
さらに、その仕事が自分の想定通り進めるまでになれば、
達成感や充実感というおまけも付いてきます。
しばらく離れている仕事はまた恐怖心が復活!
このように初めての仕事は、未知の世界として恐怖心を抱くことが
ありますが、それも慣れれば、通常業務になるということです。
しかし、その通常業務化した仕事も、ある程度、その仕事から
離れていると、また元の未知の世界の仕事に戻ってしまいます。
わたしの場合、過去の会計事務所勤務時代に、
相続税や贈与税の業務で容易な案件は行っていたのですが、
それも今となっては昔の話で、
それらの業務からしばらくは離れています。
ですから今、お客様から相続関連のご相談を受けると、
未知の世界へ招待された気分になります。
大体そういうときは、「確認の上、後日連絡致します!」と
なりますが…。
編集後記
先週、freeeさんから、エキスパート認定資格の更新
の為のプログラム実施について、メールが届きました。
更新しないと、認定資格がはく奪されるとのこと。
「また難しい試験を受けないといけないのか!」と焦りました。
でも、そのプログラムを実施してみると、
ただのアンケートの記載だったのでホッとしてます。
(向上心がない?)