問題や失敗に直面した時の反応:自分を成長させる試練と受けとめるか、自分は不幸だとただ嘆くか

自己啓発本を読むと「ピンチはチャンス」、

「問題や失敗は、自分を成長させる絶好の機会」

という言葉をよく目にします。

しかし実際に問題が発生したり失敗した直後は、

「自分はなんて不幸なんだ」と私は嘆いてしまいます。

転職失敗時の反応

28歳でサラリーマンを辞め、心理カウンセラーを目指してアメリカ留学しました。

そして34歳のとき日本へ帰国してカウンセラーの職を探しましたが、

当時求人自体が少なく、また募集内容で納得できるものが殆どなく挫折。

その後は違う職を転々とし、

職を変えるにつれ、労働条件も次第に悪くなっていきました。

この現状に直面したときは「こうなるんだったら、

サラリーマン辞めなければ良かった」と後悔しました。

しかし、ただ嘆いていても何も変わりません。

何か希望を持って未来へ前進しようと、

36歳のときに税理士になるという目標を立てました。

その年から会計事務所で働きながら税理士試験の勉強をスタート。

このときの転職の失敗に対する私の対処法は、

現状に諦めず、新しい目標を立てて、次の職へと希望を見出すことでした。

税理士試験失敗時の反応

税理士試験の勉強をスタートしてから8年目。

もう44歳になってました。

5科目合格しなければ税理士にはなれないのですが

そのときはまだ簿記論と財務諸表論の2科目しか受かっていません。

その頃には会計事務所の仕事にも馴染んで心地よささえ感じる一方、

税理士になることへの熱意は冷めていました。

8年で2科目しか受からないし、もうダメかと。

税理士を目指したのは失敗だったかもと。

そう思いながら、ずるする日々を過ごしていたある日、

1人の新人が事務所に入所してきました。

その新人は税法免除大学院の卒業生で、

私も大学院へ通って税法免除を受ければ、

あともう1科目の合格で税理士になれると助言してくれたのです。

「中年の私でも、そういうルートが可能なのか」と、目から鱗でした。

そうして大学院に通うことになるのですが、

このときの税理士試験失敗の対処法は、大学院へ通うことでした。

日頃の仕事の問題への対応

今の税理士の仕事でも、

日々問題に直面したり、時には失敗してしまうこともあります。

問題や失敗が起きた直後、しばらくは落ち込みます。

それでもある程度時間が経過すると少し冷静さを取り戻して

「どうにかしなければ!」という気持ちになります。

先ずは、今起こっている問題の原因は何か、

また、具体的な悪影響は何かを確認します。

そしてその問題や失敗が起こったことは、

変えることができない事実として諦めて受け入れます。

次に本やネットなどで問題の対処法を調べてみたり、

セミナーを受けたり、個人的に専門家へ相談したりと

どうしたら解決できるか、右往左往しながら行動しています。

まとめ

今まで色々な問題や失敗に直面し、

その直後はいつも現状を受入れられず、ただ嘆いてしまいます。

それがしばらく時間が経過すると、

思わぬ対処法が舞い込んできたり、

または、自分で七転八倒しながらも、

その問題や失敗に対処してそれなりに切り抜けてきました。

ただそれでも、問題が発生した直後は「ピンチはチャンス!」などと

達観できるほどの余裕は、今もありません。

編集後記

先週水曜日は、東京税理士会主催のテニス大会に参加しました。

秋の大会は悪天候のことが多く、去年も冷たい雨の中でやってました。

それが今年は珍しく快晴で、気持ちよくプレー出来ました。