セミナーの参加目的は問題解決ではなく、問題点を再確認するためと割り切る

税理士になって、色々なセミナーに参加・視聴しています。

当初は、今抱えている仕事の問題解決を期待してセミナに参加してました。

今に至っての参加目的は、そのテーマに関する自分の知識や

不明点は何であるのかの再確認の為と割り切っるようになっています。

セミナー参加は問題解決を目的としてはいけない

税理士になってしばらくの間、セミナーに参加する目的は、

今抱えているお客様の具体的事例の税務について

自分の判断が正しいかどうかを確認することがメインでした。

しかし、セミナーの参加によって明確な判断ができたことはほぼありません。

なお、会場参加の対面セミナーであれば、講義終了後に

直接講師の方々に質問出来るチャンスもありますが、基本的に私はそれはしません。

なぜなら講師側としても、受講者から突然詳細な個別事例を語られて、

その税務判断を迫られても困るでしょうし、

そこまでサービスを提供する義務もないからです。

(抱えている問題が簡単な内容で、

質問OKのセミナーであれば質問しますが…)

一般的理解のためのセミナー参加

上記経験から、今はセミナーで自分が抱えている問題の解決を求めていません。

なお今のセミナーの参加目的は、そのテーマについての全般的な知識が知りたいとか、

古い知識はあるけれど、その知識をアップデートしたいとか、

又はセミナーで新たな発見や疑問点を見つけたいなど。

これらを期待して参加すると、セミナーは大体満足することが多いです。

自分が講師の立場になって分かったこと

自分が実際に講師の立場になってみて分かったのですが、

講義する内容は、どうしても全般的なものになるということです。

なぜなら、受講者がセミナーに期待する内容は、それぞれ違うからです。

仮にセミナーの内容をマニアックで特殊な事例に絞ったりすると、

殆どの受講者は、その事例に関心が持てず退屈なものとなってしまいます。

結果、セミナーの内容はどうしても広く浅くしようと考えてしまいます。

問題解決をしたいなら、専門家に個別相談

今自分が抱えている経営や税務の個別的な問題があれば、

その解決は、セミナーに期待するのではなく、専門家に

料金を払って個別相談という形でされた方が良いですし、効率的でもあります。

なお、専門家に個別相談をする前に、出来る限り自分で法令などの再確認をしたり、

自分の事例に似た内容が掲載されている参考書を探して熟読し、

自分なりの結論を先に出しておくことが大事です。

そうすれば、専門家の結論に対しても納得できますし、

もし納得できない点があれば、その点を問うこともできます。

編集後記

関東は今週で梅雨が明ける可能性があるそうです。

今年も暑い夏になりそうですね。

ビールが飲みたい!