腸内環境には悪玉菌が必要。ということは、仕事環境にも悪玉菌が必要なのか?

医学部教授・小林弘幸氏の書籍「リセットの習慣」によると、

ベストな腸内環境には悪玉菌が必要だそうです。

このことは仕事環境でも言えるのでは?という話をしてみます。

*先週この本を図書館で借りました!

ベストな腸内環境とは

小林弘幸著の「リセットの習慣」に、次のことが述べられています。

・腸内細菌は大きく分けて「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3つがある

・悪玉菌は腸内を腐らせたり、発がんを促進する物質をつくったりする

・腸内環境にとってベストなのは「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」の割合

・悪玉菌は善玉菌に適度な刺激を与える役割を担っているので、完全になくすことはベストではない

この話でハッとしたのは、悪玉菌のような体に悪さをする存在であっても、

完全になくすべきでないということです。

ベストな仕事環境とは

ベストな腸内環境に悪玉菌が必要であることは分かりました。

では、仕事環境においても悪玉菌的存在は必要なのでしょうか?

私の経験からすると仕事環境においても必要だと考えます。

私の場合、独立する前のサラリーマン時代や会計事務所で雇われていたときは、

自分がやりたくない仕事や関わりたくない人達(私にとって悪玉菌的存在?)であっても、

否が応なしに関わらなければならない環境でした。(相手からすると私が悪玉菌的存在…)

当時は、嫌な仕事や人達がいなければ、どんなに気持ちよく仕事ができるかと思いました。

しかし今思うと、そのような環境だからこそ、生き生きと仕事ができていたような気がします。

当時の仕事環境の悪玉菌的存在が私に適度な刺激を与えてくれたということです。

一方、個人事業主として独立している現在は、

やりたくない仕事は引き受けないことが可能となり、

相性が合わない人達とはできるだけ付き合わないという選択ができます。

そうなると、自然とその選択をする傾向になります。

その選択を繰り返し、次第に悪玉菌的存在が少なくなるにつれて、

やる気が減少したり、集中力が続かなかったりすることが多くなった気がします。

これは腸内環境の話でいう、悪玉菌的存在による刺激が少なくなったからということでしょうか。

無意識に悪玉菌的存在を求めている?

現在、税理士会の支部活動に参加したり、

毎年、確定申告電話相談センターの相談員の仕事に従事しています。

これらに参加する行為は、気の合わない同業者やカスハラ的な相談者、

つまり悪玉菌的存在と関わる機会や可能性を自ら増やす行為でもあります。

私がこれらに参加する理由は、理屈として色々ありますが、

腸内環境の話からすると、悪玉菌的存在が少なくなった今の環境に対して

無意識にその存在を回復させようとする行為なのかもしれません。

編集後記

子供たちの夏休みが始まりましたね。

私には夏休みはありませんが、なぜかウキウキします。

どうしてでしょうか?周りに影響されやすいから?