あなたのその一言が、知らぬ間に相手を傷つけているかも!

何気なく発したあなたのその一言が相手を「ぐさり」と傷つけることがあります。

あなたに傷つける意図が全く無くても、そうなることは多々あります。

私も先日「なるほど、そうか…」という体験をして反省しています。

みなさんも発言には気をつけましょう。

初回面談での一言が…

先日ある個人事業主の見込み客の方と面談を行いました。

話の中で法人化すべきかどうかの話があったのですが、

「開業してまだ数年で、事業規模も小さいですから

急ぐ必要はないのでは?」と回答させて頂きました。

その面談が終わってしばらくしたある日、

その方のSNSを拝見すると私との面談のコメントが載ってました。

そこには「税理士からみれば、わたしの事業は小さいんだなぁ」

「でも、一般の会社員と比べると結構稼いでいるのに

規模が小さいって言われるとショック」というニュアンスのものでした。

そのコメントに「ハ!」と気づかされました。

一生懸命頑張って事業で稼いでいるのに、

その事業が「小さい」とダイレクトに言われるのは傷つくものだと。

もう少し遠回しに「法人化する程の規模ではない」とか

「大規模ではない」とか、もっと優しい言い方があったはずでした。

相手を見ず、数字だけで判断した私のおごりでした。

そういえば私も同じように傷ついた経験が…

この面談の出来事を反省していると

私自身も相手の何気ない一言で傷ついた経験を思い出しました。

ずいぶん前の話ですが、自分の首回りに合った枕が欲しいと思い、

某量販店の家具売り場で枕を見ていたときのことです。

その時、店員の男性が私に合った枕の高さ(後頭部と首の間の反り)を

専用の測量機で計ってくれました。

その時に店員の方から「お客様のような典型的な猫背の方は…」

という発言を受けたのですが、その何気ない一言にショックを受けました。

自分自身も猫背であることは認識しており、

それを矯正しようと日頃から首や背中のストレッチをしていて、

ある程度は改善していると思っていたのです。

それが不意に相手から直球で「典型的な猫背」と言われたので

「自分は典型的な猫背なんだぁ」としばらくその言葉が頭から離れませんでした。

多分その店員の方は、自分のその一言で客が傷つくとは微塵にも

思ってないなかったと思います。

日頃から発言には気を付けるべきだが…

上記の経験から、私はこれまでにも多くの人達を知らぬ間に

傷つけてきたんだろうなぁと、考えさせられました。

そしてこれからは、そうしないよう細心の注意を払おうと。

しかし幾ら注意しても、相手の傷つくポイントは

人それぞれなので、完全に防ぐことは不可能です。

また、傷つけないよう考え過ぎると、

もう、何も話せなくなってしまいます。

ですから最大限注意して、それでも傷つけてしまったら、

それはもうしょうがないと受け入れるしかありません。

なお、傷つけてしまった場合は、

相手へのフォローが大事なのかもしれませんが、

話を蒸し返すのも逆効果の可能性があるので難しいところです。

編集後記

つい先日夏が終わったと思ったら、

今週からもう11月ですね。

税理士の繁忙期もいつの間にか目前です。