税理士?何それ?って反応されて気づいたこと

世間一般で税理士という職業の認知度は低い?

昨日、町内会の集まりに挨拶のため顔を出し、一人の町会員の方と挨拶したときの会話です。

その方は公務員(税務署・都税事務所以外)として働いてるという話をされたので、こちらも

私:「税理士をしております鈴木と申します」と返すと
町会員:「では、(杉並)都税で働いていらっしゃるんですか?」
私:「いいえ、開業して税理士やってます」
町会員「ああぁ…そうですかぁぁ??」
なぜか、話が噛み合いませんでした。

この会話をしているとき、この町会員の方は、都税OBでも税理士になれると勘違いして「都税で・・・」と聞いてきたのかと思いました。

でも後になって考えると、この方は、税理士=都税職員・税務署職員と思っていたんじゃないかと思われます。

まあ、税務関係以外の公務員の方々は、税理士と関わることもあまりないでしょうから、税理士がどんな職業か分からなくても当然なのかもしれません。

私も15年前までは税理士なんて知らなかった

私の父はサラリーマンで、母は専業主婦でしたので、税理士との関りなど全く無く、そんな職業があることさえ子供時代は知りませんでした。

自分がサラリーマンの営業職に就いたときは、会計士の人が年に数回会社に来て、商品の受注内容や単価のことを聞かれたので、会計士という職があるのことはそのとき知りました。でもそのときでも税理士は知りませんでした。

税理士を知ったのは、ほんの15年前のことで、それは学生時代の友達が税理士試験の勉強をやっていると当時本人から聞いたからでした。

経営者や事業主でないとほとんど知らないのでは?

日本で働いている人の大多数はどこかに雇われている身であって、その大半は所得税も年末調整で確定するでしょうから、税理士との関わることもなく、その存在すら知らないでしょう。

税理士を知る機会があるのは、会社経営者や個人事業主とその家族ぐらいのものでしょうか。

まとめ

私は、税理士となるために12年間勉強してやっとなれました。税理士を目指してこれだけ時間を費やすと、その狭い世界の中で生きてしまいます。その世界は皆税理士がらみの人々なので、他の世界の人に「税理士?何それ?」と反応されると、こちらも「あれれぇ?」となってしまいました。

今回の町内会での体験は、自分がいかに狭い世界で生きているかを気づかせてくれるよい機会でした。