個人事業主・フリーランスになりたかった理由
勤め人から税理士として独立し、個人事業主(フリーランス)になって環境もガラリと変わりました。
今、この新しい環境に適用しようと奮闘中ですが、そもそもどうしてわたしが個人事業主になりたかったのかを改めて思い返してみました。
その理由の一つには、自分の生活及び仕事をする場所は、自分で決めたいというのがあります。
どうして場所にこだわるのかというと、わたしの子供時代の境遇が影響しています。
小学校3回、高校1回転校した過去
わたしの父親はサラリーマンの営業をしていたのですが、2~3年ごとに日本各地の営業所へ転勤命令が出てました。
父親の「家族は一緒に過ごすもの」という考えから、転勤が決まれば単身赴任ではなく、家族も一緒に移り変わりました。
そのような環境の中で、わたしは小学校を3回、高校を1回転校することとなりました。
小学生といえば、友達と2年ぐらい付き合って、やっと馴染んで仲良くなれる時期だと思うのですが、ちょうどその時期になると転校が決まるというバターンでした。
せっかく仲良くなれた友達と別れるのはとても悲しく辛い経験で、それを小学生時代はに3回も経験しました。
このように人とのつながりも数年で途絶えてしまう不安定な外部環境だった子供時代から、住む場所は自分で決めた場所で長く過ごしたいと望むようになりました。
自分もサラリーマンになって
大学の4年間は、実家の東京から通えて同じ場所で過ごすことができ、大学の友達もできました。
何年も付き合える友達として、今でも付き合っている友達もいます。子供のときには経験できないことでした。
このような幸せな大学生生活もあっという間に終わり、就職は流れのままに父親と同じサラリーマンになりました。
入社して早々、愛知県の工場で3ヵ月間研修し、それから神奈川県の工場に移り7ヵ月間の研修でした。その後は運よく、東京本社の営業に配属され、実家から通うことができました。
しかし、いつ異動命令が出て転勤になるか分からない状態ではありました。
あれだけ嫌がっていた転勤なのに、どうして自分は転勤の可能性があるサラリーマンになってしまったのだろうと、異動命令が社内に貼られるごとに思いました。
そこでのサラリーマン生活も4年目となったときに、転勤にビクビクしながら生きるのも嫌だと思い会社を辞めることを決意しました(辞めたい理由は他にもありましたが…)。
その後、個人事業主(当時は心理カウンセラー)を目指してアメリカに留学することとなりました。
まとめ
フリーランスや個人事業主になりたい理由は、人それぞれあると思います。
わたしがそれになりたかった理由の一つとして、住む場所や仕事をする場所を自分で選べるということが挙げられます。
最近ではサラリーマンでも転勤無しを選べる会社もあるみたいですが、90年代当時は、転勤は当たり前で、それを拒むのは単なる我がままと受け取られる時代でした。
時代は変わっていくんですね。