仮想通貨(暗号資産)の投資をしてみて思うこと。昨今の暴落に直面して。

米国の暗号資産交換業者である「FTXトレーディング」が11月19日に破綻しました。

それに伴って、ビットコインなど仮想通貨の価額が暴落しています。

わたしも仮想通貨を保有しているので他人事ではありません。

投資のきっかけは知人が儲かっていたから

20年程前から某ネット証券を使って日本株の取引はしていました。

その証券会社が2020年10月に仮想通貨であるイーサリアム

500円分をオマケとしてプレゼントしてくれたのです。

その500円は価額上昇により3ヵ月間で3倍の1,500円になりました。

わたしの知人は、それよりも3年前に数百万円分の仮想通貨の

投資をしていて、2021年の1月には当時の価額の8倍になってました。

その時、もしわたしが仮想通貨を500円ではなく、

彼のように数百万円保有していれば…と欲が出ました。

そしてその欲から、数十万円分の仮想通貨を追加購入してみたと

いうのが仮想通貨の投資を始めたキッカケです。

まんまと某証券会社のエサにつられたということでしょうか。

投資してからはアップダウンが激しく

わたしが仮想通貨の投資を始めたのは2021年の3月。

そこからも順調に価額が上昇し、2倍になりました。

わたしみたいな素人でも儲かることができるんだと

当時は浮かれました。

しかしその後は、激しいアップダウンを繰り返し、

一時は取得価額以下の含み損になったりしました。

その含み損も一時的なものであると期待しましたが、

今回のFTXの破産で、その含み損が大きくなり、

短期における回復の兆しは見込めなくなりました。

知ったらしまい

株式投資の世界で「知ったらしまい」という格言があります。

この格言の意味は、ある株の価額が急上昇して、

その株の保有者が大儲けしていることが世間に知れたら、

その株への投資はもう潮時だというものです。

80年代後半バブル期のNTT株の急上昇とその後の暴落がその典型例です。

わたしは、この格言を心得ず2000年代初期のITバブル期に

株式投資を開始しています。

結局ITバブルの崩壊で多額の含み損が出てしまいましたが

売却して損を確定する勇気も無く、

現在も取得時の20%位の価額のまま保有しています。

仮想通貨は株式とは違うと願って

このようにITバブルの株式投資で痛い目にあったにもかかわらず、

仮想通貨は「知ったらしまい」の格言は当てはまらないだろうと

勝手に思い込み、周りが仮想通貨で儲かっているときに

投資してしまいました。

今になって冷静に考えると、株式も仮想通貨も需要と供給により

価額が決まるというところは、同じ仕組みなので、

当然この格言が当てはまるんですよね。

いまさら気づいても遅いですが。

素人が欲をだすと失敗する

2021年時点で仮想通貨に数百万円投資した知人が

そもそも仮想通貨に投資した動機は、

ブロックチェーンというIT技術に未来があると確信したからです。

わたしのような素人が、ただ儲かりたいという欲から、

投機的な代物に手を出すと、殆ど上手くいかないというのが

この現実世界のルールのようです。

編集後記

先週から年賀状をコツコツと少しずつ書き始めています。

今年も終わろうとしていることをしみじみと実感。