平日に遊ぶ罪悪感が抜けない理由とは?

個人事業主として独立してから来月で丸4年になります。

独立すれば会社員のような拘束時間という概念がありませんから

平日に何をするかは自分の自由です。

それでも、平日に街をぶらぶらしたり、遊んだりするのに

後ろめたさを感じます。

これも慣れれば…と思いましたが、4年経った今も慣れません。

どうしてでしょうか?

テニススクールで罪悪感

平日の午前中、テニススクールに週1回通っています。

午前の時間帯の生徒は、定年退職されたおじ様・おば様方や、

専業主婦風のマダム達がほとんどです。

ですから、私のように現役で働く世代がその中に入り込むのは

違和感を感じます(ただの自意識過剰かもしれませんが…)。

そして、心の中のもう1人の自分が

「みんなが一生懸命働いている時間に、

呑気にテニスなんてダメでしょ」と批判してきます。

こうして「ダメな事しているのかも」という罪悪感が

テニスを100%楽しむことを阻みます。

ホームセンターで罪悪感

何を買うという目的も無く、

ホームセンターをぶらぶらして

色々な商品を見て回るのが好きです。

事実、独立してからは仕事の合間の気分転換として、

平日の昼間に近所のホームセンターでぶらぶらしてます。

その時間にホームセンターでぶらぶらしている中年男性は私ぐらいです。

ここでも、もう1人の自分が

「こんな時間に呑気にぶらぶらしていいの?」と責めてきます。

アメリカ生活で罪悪感は無かった

28歳で会社勤めを辞めて、5年近くアメリカ留学してました。

当時留学生ということで、平日休みの日も多くありました。

アメリカでの平日休みの日は、日本と同じようにテニスをしたり、

ホームセンターでぶらぶらしたりもしてました。

ですが、その時は何の罪悪感も後ろめたさも感じませんでした。

なぜなら、周りにも自分と同じように平日遊んだり、

ぶらぶらしている大人が普通に一定数いるからです。

アメリカでは、それが異質で目立つ行動ではなかったのです。

と、いうことは!

総務省統計局の2022年調査によると、

日本の就業者に占める雇用者の割合は89.9%だそうです。

*ちなみに、アメリカでのその雇用者の割合は約60%

これは日本で働いている人の約9割が勤め人ということです。

勤め人は、仕事の拘束時間が決まっているので

自分で休む時間や日程を自由に決められない部類の人達です。

逆に、自由に決めることができる就業者(フリーランスや個人事業主など)は、

日本で1割ほどしかいないということになります。

9割の人が就業しているであろう平日の時間帯に、街でぶらぶらする大人は、

日本では異質のマイノリティということです。

この日本の現状が、私の後ろめたさや罪悪感の一因と思われます。

編集後記

世の中のお盆休みは、台風で台無しになりそうですね。

私はお盆休みがないので、影響ありませんが…。