アメリカ大学院生活

1.修士付与の要件

 アメリカ留学してから1年半後に、無事に心理カウンセラーになれる大学院にはいれたのですが、私が入学したカリフォルニア州立大学サンバナディーノ校のソーシャルワーク学部の大学院では、2年間のプログラムの中で①必要な科目試験にパスすること、②インターンシップ(現場でのソーシャルワーク活動とカウンセリングの実地)を1年ずつ2か所で行うこと、③卒業論文を完成させることでした。

2.大学院の講義科目

 私と同じ学年の同級生は12人で、すべてアメリカ人(ヒスパニック系、白人、ブラック系)でした。留学生の私は英語も日本語訛りで異質だったに違いありません。授業ではペアを組んで発表しなければならないこともありました。良い成績で科目をパスするには優秀なパートナーを選びたいところですが、留学生である私とペアを組んでくれる人もいました。この大学周辺は半分以上がヒスパニック系(メキシコ移民)が住んでおり、少数派の人の立場を理解している生徒が多く、留学生で孤立しかねない私を哀れに思ってくれてたのかもしれません。
 なお、大学院の講義科目は2年で終了するようプログラムされてますが、優秀でない私は3年をかけて単位を修得することとなるのです…。

3.2か所でのインターンシップ(現場実習)

 このプログラムではインタンシップを週3日で2年間しなければなりません。1か所1年で全2か所での現場実習です。
 私が最初に経験したインターンシップは、学校近くのローマリンダ群にあるInland Temporary Homesという施設のホームレスセンターでした。このセンターは、家賃が払えず突然家主から家を追い出された等でホームレスになってしまた家族向けの施設です。3ヵ月程の短期間ですが、居住場所を無償で提供し、その間に生活保護の手続きや就労サポート及びカウンセリングが提供されます。これらのサポートを実習として経験したのですが、アメリカ文化を浅くしか知らないことや、スラングの独特の話し方など、私は上手く対応することができず、挫折感を毎回味わったのですが、何とか1年間の実習を終えることができました。
 2か所目のインターンシップは、LA(ロサンゼルス)にある日系アメリカ人をサポートするLittle Tokyo Service Centerという施設を選びました。この施設を選んだのは、1回目のインターンシップを反省し、日系のクライアントであれば、共感・理解しやすいと思ったからです。ここでのクライアントは、アメリカ人と結婚した日本人の奥さんが、夫に先立たれた後、社会的サポートが必要となった人が多くいらっしゃいました。自分が住んでいたサンバナディーノ群からLAまでの通勤は電車で1時間以上掛かりましたが、同じ日系ということで仕事もやりやすく、無事1年間の実習を終了することができました。

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